昭和の記録  (戦塵日記・昭和15年)

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zoom RSS 昭和14年10月22日

<<   作成日時 : 2005/10/22 12:08   >>

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二十二日 (日) 晴

八時起床今日は三河へ行った軽車輌を
此処で待つのでゆっくりだ。八時から天幕を撤
収して十時に出発準備完了。天気はいゝし風はなし
素敵な日和だ。景色は山でかこまれた平原
で内地では十国峠の附近を大きくしたやうな所だ。
相変らず木は一本もなし、山の稜線はなだらかに
東山のやう。
十時から頭站の橋粿を渡りその附近で中隊教練
をやる。第一中隊の山本少尉が射撃をやったが
なってない。二時頃から休憩、三時十五分、軽
車輌到着、大隊長の指揮下に入り大隊演
習開始、十六時。大隊本部指揮小隊は先行、戦
砲隊段列は第二中隊長林大尉の指揮を以て十七時
頭站発、大隊本部よりの伝令により林大尉は先行
戦砲隊段列は山本トンチャンが指揮、スリョカに向ふ、
スリョカ着七時頃、此処にて中隊長の指揮下に
入り左前方、七二五高地東南側の中隊の陣地に入る。
陣地進入の際は第一中隊と殆ど併行して行進してゐた
が一中隊では砲手が居眠りをして前車から落ちて
砲車に片足を轢かれた。もう真暗だったのでそれに
進入の際で速度も出てゐたので停車も間に合はなかっ
たのだ。九時頃陣地進入放列布置終り、明朝
六時三十分迄状況中止。天幕を張って歩哨を立
てゝ、假眠する、戦砲隊の天幕に中隊長、下
山少尉、崎山見習士官等が入りこんで寝たので
窮屈だった。今晩の演習は空は晴れ渡り月は晧々
と照り雪の平原は白くキラキラと輝いてその中
を兵は黙々と只牽引車の音許り騒々しい。

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